• 小
  • 中
  • 大
  • テキストサイズ

光の裏側で、君と ※ヒロアカの爆豪寄り

第16章 雄英文化祭編


「えっ、おもちもそう思った!?」

「ええ。私、今も胸がドキドキしているもの」

彼女は胸元にそっと手を当て、少し困ったように笑った。

「本当に綺麗な女性だったわね。立ち姿も、歩き方も、笑顔も。何気ない仕草ひとつひとつが洗練されていて……つい見惚れちゃった」

普段、どんな状況でも落ち着き払っている彼女が、まるで憧れの人に出会った少女のような顔をしている。

それが意外だったのか、切島は目を丸くした。

「へえ!おもちでも、ああいう人にドキドキするんだな!」

「もちろんよ。綺麗なものを見るのは好きだもの」

「いや、おもちも十分すぎるくらい綺麗だけどな!?」

上鳴が勢いよく口を挟む。


「そうだぜ!さっきの人もすごかったけど、おもちだって負けてねぇって!」


「ありがとう。でも、あの方はまた違った魅力があったわ。華やかで、余裕があって……そう、まるで本物のスーパーモデルみたいだった」


おもちは思い返すように目を細めた。

「それに、あんなに美しいのに、子どもたちに向ける表情はとても優しかったでしょう?赤ちゃんを抱き上げる手つきも自然で。きっと、素敵なお母さんなんでしょうね」


「うん!すっごく綺麗だった!」


エリも、待っていましたとばかりに会話へ加わった。


「髪の毛がキラキラしてて、お洋服もキラキラしてて!それに、赤ちゃんにお話しするとき、とっても優しいお顔をしてたの!」


「そうね。エリちゃんも、あの子のことが気に入ったのね」


「うん!あの赤ちゃんもすっごく可愛かった!おめめが青くて、きらきらしてたの!」


エリは両手を頬に添え、思い出すだけで嬉しくなるというように頬を染めた。

「それにね、それにね!あの男の子たち、爆豪お兄ちゃんにそっくりだった!」

「またそれかよ!」

爆豪がすかさず声を上げる。

「だって、本当だもん!」

エリは少しも怯まず、むしろ楽しそうに笑った。

「お顔もおめめもそっくり!三人とも爆豪お兄ちゃんみたいだったよ!」

「三人ともってのがすげぇよな……父ちゃんの遺伝子強すぎねぇか!?」

切島がしみじみと呟く。
/ 868ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp