• 小
  • 中
  • 大
  • テキストサイズ

光の裏側で、君と ※ヒロアカの爆豪寄り

第14章 気付き始めた恋心


「はい、じゃあ飲み物も配って!」

芦戸の号令で、女子会が本格的に始まった。

お菓子の袋が次々と開けられ、テーブルの上には色とりどりのスナックやチョコレートが並んでいく。

最初の話題は、もちろん今日の仮免試験だった。

「いやー、本当に受かってよかったよね!」

麗日がジュースの入ったグラスを持ち上げる。

「これでまた、夢に一歩近づいた感じがする!」

「そうね。まだまだ学ぶことは多いけれど、ひとつの目標を達成できたのは嬉しいわ」

彼女もグラスを手に取り、微笑んだ。

「特に、みんなが頑張っている姿を見ていたから。私も、もっと精進しなければと思ったもの」

「えー! おもちは十分すごかったじゃん!」

芦戸が身を乗り出す。

「一次試験、ほとんど一人で突破しちゃったんでしょ? あれ、めっちゃかっこよかった!」

「状況を見て、そう判断しただけよ。誰かを巻き込む危険があったから」

「それができるのがすごいんだってば!」

耳郎がチョコレートを口に放り込みながら言った。

「うちらだったら、つい周りと一緒に行動しちゃうと思うし」

「ふふ。みんなにはみんなの戦い方があるでしょう?」

さらりと返され、女子たちは顔を見合わせた。

「……こういうこと、さらっと言えるのがまたかっこいいんだよね」

耳郎がぽつりとこぼす。


「わかるー!」


芦戸が勢いよく頷いた。

そんな調子で話は弾み、試験中の出来事や、合格発表の瞬間のことなど、話題は尽きなかった。
そして。


「……それにしてもさ!」


葉隠が、何かを思い出したように声を上げた。


「夜嵐くんの、あの公開プロポーズにはびっくりしたよね!?」


「ぶっ……!」


麗日が飲みかけていたジュースを慌てて飲み込む。

「あ、あれなぁ……!」

「私も驚きましたわ」

八百万が目を丸くした。


「試験前に、まさかあんな大胆な告白をするなんて……」

「しかも、みんなの前で堂々と!」

芦戸が両手を広げた。


「『あなたが好きです!』って、あの熱量! すごくなかった!?」

「……あれは、確かに驚いたわね」

当の本人は、困ったように笑った。
/ 745ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp