第22章 恋の神様♡のち・・・
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そして、卒業式当日。
式が滞りなく終わり、僕らは最後の帰りのホームルームを行った。
武内先生が黒板いっぱいに大きくてきれいな文字で『祝・卒業 6年2組』を書いていてくれた。その下には、こうあった。
『君たちの未来が輝かしいものであれ』
ホームルームでは武内先生がクラスメートひとりひとりに、その子のいいところを言ってくれた。
「浅丘、お前はテキパキして、何でも早くこなせる。すごい器用なやつだ。頑張れ!」
「飯田、人のために頑張ってたの、先生知ってるぞ。力持ちで、優しい。それがお前だ」
「上原・・・・」
この調子で言っていって、笹丘あたりで先生は涙をボロボロ流してた。
「紫藤・・・お前・・・は・・・大事なものが何か、よく知ってる。その力がお前の宝だ。心のままに、自信を持って進め!」
・・・
「二階堂は、二階堂は・・・まっすぐで、すっごく心が優しい。先生にはよく分かっている。お前は大勢の人を勇気づける力がある・・・だから、お前が、お前が絶対幸せになれ」
あまりにも泣いたものだから、ゴミ箱が鼻をかんだティッシュでいっぱいになってしまった。そして最後に、先生がみんなに向けて言った。
「先生は、このクラスの担任になれて本当に良かった。先生自身も大きく成長したと思う。だから、みんなも・・・これからどんどんいろんなことを学んで、色んな人と出会って、大きくなって、そして、ひとりひとりが、いい人生を送ってほしい。」
きりーっつ、礼!
「「さようなら」」
「みんな!卒業!!おめでとう!!!」
最後まで、武内先生は号泣していた。
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「小学校、終わりだね」
校門を出て、帰り道、僕はポツリと言った。さっきまで、浮かれていた感じが急に冷めて、さみしい感じになった・・・のかな?
しかし、そんな僕を尻目に、愛里沙がぴょんとスキップしてくるりと回る。
彼女のツインテールがふわんと揺れた。
「中学生の始まりじゃん!」
そう言った愛里沙を、ああ元気だなあ、前向きだなあと思う。
やっぱ、好きだわ。
ほわんとしている僕の方を見て、ん?と愛里沙が怪訝な顔をした。
しまった、顔に出過ぎたか?
心配をしたが、それは杞憂だった。愛里沙の興味は全然別のところにあったようだ。