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破天荒アラフォーいざ参る!【不死川実弥夢】

第5章 俺の守りたいもの…②




「……もう、我慢できねぇ」

斗和は立ち上がった。

自分の鎹鴉に実弥の行方を探させる。

しばらくして――

「見つけた!」

斗和は瓦礫の残る街を駆けた。

やがて、任務帰りらしい実弥の姿が見える。

「実弥――!」

「……斗和?」

振り返った瞬間。

斗和は勢いのまま実弥へ飛びついた。

「お、おい――」

ぎゅっ。

身体を包み込むように抱きしめ、そのまま顔を上げる。

「ただいま」

そして、唇を重ねた。

「……!」

一瞬、実弥の身体が固まる。

だが――

「……っ、テメェ……!」

次の瞬間、実弥の腕が斗和の身体を強く引き寄せた。

「……遅ェんだよォ」

噛みつくような勢いで唇を重ねる。

「ん……っ」

離れたと思えば、また抱き寄せられる。

まるで今まで我慢していた分を取り戻すように。

斗和も実弥の羽織を掴み、離れない。

「……寂しかった?」

「うるせェ」

「煙管まで使ってたんだって?」

「……伊黒ォ」

「ふふっ」

斗和が笑うと、実弥はさらに強く抱きしめた。

「笑ってんじゃねェ。……テメェがいねぇ間、ずっと足りなかったんだよ」

「何が?」

「……全部だァ」

その言葉に、斗和の胸が熱くなる。

「私も」

「……あァ」

実弥は斗和の髪に顔を埋める。

「もう勝手に遠く行くんじゃねェぞ」

「任務だから仕方ないだろ」

「分かってる。だから余計にムカつくんだよォ」

「ふふ……ただいま、実弥」

「あァ。……おかえり、斗和」

二人はしばらく、互いの存在を確かめるように強く抱きしめ合っていた。
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