第10章 最終決戦!
「――行くぞォォォ!!」
実弥の咆哮を合図に、全員が一斉に無惨へ殺到した。
「風の呼吸――!」
実弥の刃が無惨の触手を薙ぎ払う。
「酒の呼吸・壱ノ型!」
その死角から斗和が滑り込み、胴を斬り裂いた。
「ぐおおおッ!!」
無惨が無数の触手を振り回す。
「させない!」
炭治郎が飛び込み、ヒノカミ神楽で腕を斬り落とす。
「猪突猛進!!」
伊之助が真正面から二刀を叩き込む。
「雷の呼吸――壱ノ型!」
善逸が閃光となって駆け抜け、無惨の懐を斬り裂く。
「蛇の呼吸!」
伊黒の刀が死角から食らいつく。
「恋の呼吸!」
蜜璃の刀が無惨の逃げ道を塞ぐ。
「霞の呼吸!」
無一郎が背後へ回り込み、斬撃を浴びせる。
「南無阿弥陀仏――!!」
悲鳴嶼の鉄球が無惨を地面へ叩き落とした。
「ぐあああッ!!」
立ち上がろうとした無惨へ、しのぶが刃を突き立てる。
「薬の効果も、まだ続いていますよ」
無惨の身体が再生する。
――だが、遅い。
斗和の血。
実弥の稀血。
しのぶの毒。
そして、全員の猛攻。
再生した肉体が、次々と崩れていく。
「なぜ……私が……!」
無惨が初めて焦りを滲ませる。
実弥が血まみれの刀を構えた。
「決まってんだろォ」
斗和がその隣に並ぶ。
「アンタを倒すために――全員ここにいるんだよ!」
炭治郎、伊之助、善逸、そして柱たちが一斉に構える。
「行くぞ!!」
全員が同時に踏み込んだ。
無限城を揺るがす轟音と共に――
無数の刃が、一斉に無惨へ叩き込まれた。