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破天荒アラフォーいざ参る!【不死川実弥夢】

第9章 ついに……




「斗和ッッッ!!」

轟く声と共に、実弥が廊下を駆け抜けてきた。

「実弥!」

斗和の表情が緩む。

だが、その瞬間――無惨が実弥へ腕を伸ばした。

「邪魔をするなァ!」

「させるかよォ!!」

実弥は自らの腕を刀で裂いた。

鮮血が飛ぶ。

「――俺の血を喰らえェ!!」

無惨の動きが止まった。

「……っ!」

稀血の匂いが、無惨の細胞を激しく揺さぶる。

そこへ斗和の血が重なる。

床に落ちた二人の血が触れた瞬間――

ジュウッ!!

無惨の肉体が大きく崩れた。

「ぐ……ッ、これは……!」

再生するはずの腕が、何度も形を変えては崩れていく。

斗和が息を呑む。

「……やっぱり」

「俺の血と、お前の血を合わせりゃ……効くってことかァ」

実弥が斗和の前に立つ。

「だったら、徹底的に叩き込むぞォ」

「うん!」

二人が同時に踏み込む。

実弥の刃が無惨の肩を裂き、斗和の刃が腹部を斬り払う。

そこへ血が流れ込む。

「ぐああああッ!!」

無惨の再生速度が、目に見えて落ちていく。

その時――

「そこまでだァ!!」

別方向から複数の足音が響いた。

瓦礫を蹴散らして現れたのは――

悲鳴嶼行冥。

伊黒小芭内。

甘露寺蜜璃。

時透無一郎。

そして胡蝶しのぶ。

さらに、後方から冨岡義勇も姿を現す。

「不死川、鋼鐵塚!」

蜜璃が叫ぶ。

「無事だったのね!」

「……来たかァ」

実弥が口元を吊り上げる。

悲鳴嶼が数珠を握り締めた。

「皆、力を合わせよ。今こそ、この鬼を討つ時……!」

無惨は崩れかけた身体を震わせながら、柱たちを睨みつける。

「人間風情が……私を……!」

斗和は刀を構え直した。

「残念だったね、無惨」

隣では実弥も刃を構える。

「こっからは――全員まとめて相手してやるよォ」

柱たちが一斉に構えた。

無限城に、最終決戦の幕が上がった。
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