第2章 ミスコン
「ミスコンって、あのミスコン?氷帝学園でなんかすごい人を決めるアレ?」
「そうだ。なんかすごい人を決めるアレだ。それ以外に何がある。」
「私がそれに?」
「そうだ。」
「無理。私にどんな魅力があってそんなすごいコンテストに・・・」
「アーン?俺様が認めた女だ。みずかにはコンテストに出るだけの魅力がある。」
「跡部くんにそう思われて嬉しいけど、今回ばかりは跡部くんの方がおかしいと思うよ。」
「アーン?なぜだ、言ってみろ。」
「だって私・・・勉強も運動も自信ないし見た目だって・・・」
「・・・」
「ミスコンはもっとすごい人が出るべきだと思うの。」
「お前、少しは自覚持て。お前のどこが【勉強も運動もできない】だ?アーン?テストで学年1位取った人の言うセリフだとは思えないぞ。」
「だって、それは一生懸命テスト勉強したから。私は馬鹿だから人の倍勉強しないといけないの。ミスコンに出る人は勉強しなくても学年で1番に慣れる人が出るべきだと思うの。」
「そうか。天才しかミスコンに出る資格がない。そういいたいのか。」
「うん。」
「はぁぁぁぁぁ。」
ミスコン。なんて素敵な響きなの。
ネットで話題になってるミスコン。それを私の学園でもやると言うのだ。
凄いじゃない。でも私が出場するとなると話は変わる。
私は天才ではない。よってミスコンに出る資格はない。
そのことを目の前の跡部くんに言うと盛大にため息をつかれた。
(何でなの・・・)
「みずかはミスコンの意味を分かってないんだな。」
「あーん?」
「俺様の口癖の真似をするな。」
「じゃあ教えてよ、ミスコンって何なのさ。」
「・・・ミスコンって言うのは外見、個性、知性、特技、人柄、表現力で誰が一番優れているのかを競うコンテストだ。」
「じゃあだめだー」
「なぜそうなる!?」
「私、学園では全部クリアしてるよ?努力してるもん。だけど家ではどうなの?」
「お前な・・・」
「学園でも家でもクリアしてる素晴らしい人が出るべきだよ。」
「・・・ミスコンに出てミス氷帝に選ばれたらお前の好きなもの買ってやる。」
「へ?」
「騙されたと思って出てみろ。外ズラだけはいいと思ってるんだろ?氷帝生徒を騙してみろよ。アーン?」
「騙すって・・・でも、わかったよ、出てみるよ。」