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氷帝

第3章 テニスに初挑戦!


調子に乗って2回、3回とボールをくれる跡部くん。
私はラケットにボールを当てて遊んでいた。

「キャハハ!楽しい!」
「ククッ、そうか。じゃあ今度は・・・・・・・・ボールを高く上げてみろ。」
「高く?」
「あぁ。これができれば今日は合格だ!」
「合格!?それ、なんかすごそう!」
「あぁ。(まぁ、出来るわけがないがな。)ほらよっ。」
「・・・・・・・・・・・・パシッ・・・・・・・あれぇ?」
「今のままボールを当てるだけじゃだめだぞ?」
「む~・・・。もう一回やって。」

跡部くんから来たボールはさっきと同じように真横に飛んでった。
まっすぐボールを飛ばすのもまだ無理なのに高くなんて・・・
無理だよぉ!跡部くんの意地悪っ!

「跡部くんの意地悪っ!」
「アーン?ヒントをやる。ラケットを振る速さだ。」
「ラケットを振る速さ・・・?・・・・・・あっ!」

跡部くんのくれたヒントを考えてみた。
ラケットを振るのをもう少しだけ早くすればいいのかな。

「えいっ!」
「・・・(気づいた、だと?)」
「わぁ♪ボールが斜めになった!(・・・ちょっと疲れてきた)」

頑張って返したボールは真横ではなく斜めに飛んでった。

「よし、上出来だ!・・・疲れているようだがもうやめるか?」
「ううん!あと一回だけ!」
「よし。・・・・・・ほらよっ!」
「えいっっ!(ビューン!)あっ!」
「!?!?!?(ボールが高く上がった・・・だと?)」

ボールが高く上がった!?やったぁ!でもなんで?
・・・いつの間にか私は少しだけラケットを斜めに持っていた。

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