第31章 取り調べ(1)
「コナンくんはに情報を出しすぎだ。まったく、あの子は。今度言っておかないとな。」
「あははっ。おかげで私は助かるけどね。あっ!あ…何でもない。」
「なんだ?何を思い出した?」
「ううん、全然関係ない話だったから。」
コナンくんに赤井さんとの仲を疑われたまま帰ったんだった…!
零に会ったら気まずーい顔しそうで怖い!
もう!赤井さんが変なこと言うから!!
二人が会う前に、もう一回ちゃんと誤解を解かないと。
「ねぇ、零。ポアロにはまた戻るの?」
「そうだな。少し長く開けすぎたが、あそこは情報収集にかなり都合が良いからな。」
「えっと…、いつくらいに復帰するの?」
「……僕が会うより先に、コナンくんに会いたいみたいだな?」
こっわ!!何でわかったの!?
いまの会話の流れで気付いたの!?
私との会話にまで洞察力出してこないでっ!!
「そんな、まさか。今回のお礼を伝えたくてね?」
「僕から伝えておくよ。妻がお世話になったなら、夫である僕がお礼を言うのは不自然じゃないだろ。」
「だめ、待ってそれは!!コナンくんが意味を取り違えてこわがる!」
やらかした!いつポアロに復帰するかなんて訊かずに、明日すぐにコナンくんに会いに行けばよかった!
「いちいち隠そうとするな。まともに嘘もつけない癖に。いい加減に怒るぞ!」
「くぅっ…!私のせいじゃないのに!赤井さんが変なこと言うからコナンくんが誤解したのっ!!」
「また赤井か。どこまでも引っ掻き回す奴だな。それで、何の誤解だ。」
「えっと、零まで誤解しないでね?
なんか、"俺との方が相性がいいだろ"とか訳わかんないこと言うから!
コナンくんが赤井さんと私の関係をなんか誤解しちゃって…。
たぶん零に会ったとき、コナンくん変な態度になっちゃうと思う。」
「…はぁ…、コナンくんの誤解は僕から解いておく。
相性って、赤井とは本当に……いや、何でもない。」