第31章 取り調べ(1)
「……おい。はぐらかすなって言っただろ。」
「ん?」
「もう一度聞く。赤井とどこで会った?来てもらったというのはどこに来てもらったんだ?」
「あー…ポアロ、だったかな…?」
零がスマホを取り出して、ロックを解除した。
「わかった。コナンくんに聞けば早そうだな。これで辻褄が合わないときは、わかってるな?」
「わーーーー待って!違う違う。赤井さんが住んでるっぽいところ!」
「はぁ!?お前、赤井の家に行ったのか!?」
「そう言うと思って言いにくかったの!!あと分かってて行ったんじゃないよ!?コナンくんに連れられて知らずに入ったら赤井さんが居ただけ!」
「はぁー。少し目を離すといつもこれだ。何だよまったく。
で?赤井に何をきいた。」
「ん?いつもこれ?ほかにもあったっけ?」
「は!?自覚がないのか?
僕が帰れないと言えば、その隙に赤井に送ってもらって言い寄られて抱きしめられてただろ。
数日間だけ家を空けたときは、ポアロのバイトの男と名前で呼び合う仲になってたよな?
がお見合いした日もそうだ。
僕の連絡は無視しておいて赤井とは会うのか?しかも腕にすがり付いてたな?
おまけに見合い相手とまた会ってるし、本当にどれだけ自由なんだよ。」
「えええ!?それ私の不可抗力も入ってるよ!?でも咄嗟に縋りついたのは本当ごめん!!あの暗さで見えてたんだね!?」
「はぁー…、もういい。それを蒸し返すつもりはない。
まぁ、僕はプライベートで異性と二人きりで会ったりはしないが。
それで?赤井から何をきいたか話せ。」
「あ…うん、ごめん……気をつける。
えっと…赤井さんからは、建物が崩落して巻き込まれたってきいた。零は真っ先に爆発の可能性に気付いたのに、子どもを助けに戻ったから間に合わなかったって。」
「そうか…、それだけか?」
「うん、それだけ。零らしいね。ビルからヘリに飛び乗ったうえにヘリが墜落しても入院もしない程度の怪我の零が、変だなって思ったの。」
「ん? ……コナンくんだな?」
「ふふっ。情報源は明かせないけど。」