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ずっと前から (降谷零/R18)

第30章 待ち人


[工藤]表札にはそう書かれてある、外国風の邸宅。

工藤って、蘭ちゃんの彼氏の新一くんのことかな。
何でここに連れてきたの?

当たり前のように玄関をあけて入っていくコナンくん。

それさ、隠す気ないよね?
やっぱりコナンくん、新一くんだよね!?

そう思っても、零から "探るな、返り討ちにあうぞ" と言われているため何も気付いていないふりをした。

零は寝たままのくせして、こうやって何度も私の判断に影響を及ぼしてくる…!

起きなかったら、もう約束は破っちゃうからね!!!




「やぁ。久しぶりだな」

「え?赤井さん…なんで…」

どういうこと?
工藤家に住んでるの??
親戚か何か?


コナン「赤井さん、安室さんのことなんだけど、怪我の理由をさんに教えてあげてくれないかな?」

赤井「何も聞いていないのか?日本の公安は口が堅いな。身内にも隠すとは。
まぁ、こちらも建物が崩落して巻き込まれたとしか言えないが。」

「崩落…?」

赤井「その場所はある情報取引に使われていて、そこを押さえた。
だが爆弾をしかけられていてな。
彼は異変に気付いてすぐに仲間を脱出させたが、窓から子どもが侵入していたんだ。
外にいた子どもたちが、一人は中に入ったままだと言い、彼は助けに戻ったんだ。」


「そう…だったんですね。ふふっ…彼らしい…。その子どもは、無事でしたか?」

赤井「あぁ。軽症だ。安室くんが見付けて庇ったようだ。」

「教えてくれて、ありがとうございます。私が知ったところで何もできないけれど、彼がどんなふうに頑張っていたのかだけでも知れて、嬉しいです。赤井さんも怪我をしたと聞きましたが…?」

赤井「俺は爆風で飛んだ瓦礫で少しな。すぐに治った。
それにしても、まるでもう彼が死んだような口ぶりだな。目が覚めないから、もうあきらめているのか?」

「いえ…そんなことは…、ないはずなんですが…」

赤井「彼は使命感が人一倍強い。時にはこうやって、君との未来よりも優先してしまうだろうな。」

「そうですね。悲しいけれど、それが彼らしさですから。」





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