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ずっと前から (降谷零/R18)

第30章 待ち人


病院の受付に行くと、スーツの男性。

お互い、手短に挨拶を交わして零の容体を確認した。

任務中の事故とは何があったのか、やっぱり教えてもらえなかった。

さすが秘密のおおい公安だな…と思って、追及するのは早々にあきらめた。



治療室のガラス越しに、零を見ると、たくさんの管とモニターに繋がれ、酸素マスクをつけて眠っている。



私は何をすることもできず、
零を見ながらただ祈るしかなかった……



*


数日後に、零は集中治療室から一般へ移されたが、眠ったままだった。

このときはまだ、怪我さえよくなれば目を覚ますと思っていた。




だけど、外傷は少しずつ治ってきているのに、何週間経っても、零は目を覚まさなかった。


このまま目を覚まさないのではと、絶望しかけていた。




「零…… もう、起きないの?」


「零が生きていてくれて嬉しいのに
これじゃ……零の傍を離れないように、
追いかけることもできないよ。
どうすれば、零といられる?」


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