第27章 遡る ※
「、つわりの酷さは人それぞれなんだから、つわりで休むことは甘えじゃない。入院する人もいるんだ。
明日病院で相談しよう。早めに帰るから付き添うよ。」
「うん…ありがとう。」
「あと……仕事は、これからも続けたいか?」
「続けたい。……あっ、零は…、どうして欲しい?」
が決めていいことなのに、
やはり僕の意見を聞き、尊重しようとしてくれる。
さっき辞めて欲しいと言おうとしたことに気付いているんだろ。
僕は正反対の意見だと分かっていても、聞こうとしてくれる優しいに
ズルいことをしてごめん。
本当は好きなようにさせてあげたいのに。
「僕は、の意見を優先したい。だが…今回のように無理矢理とめるまで頑張ろうとするところがあるから、正直不安でたまらない。
僕が気付かないうちに頑張り続けて、もしに何かあったら…。
僕としては……には子どもと家でゆっくりしていてくれると安心する…。」
「……そう、する」
「いいのか?僕の希望を叶えようとしなくてもいいんだ。」
「ううん、零の言う通りだと思ったから。
最初に『頑張りすぎるな』って言ってくれたのに、全然守れなかった…。
たぶん、今回気を付けたとしても、私はまた違うことで同じように限界にも気付かずに頑張ろうとして迷惑かけてしまうと思ったの。
仕事は……引継ぎが終わったら辞めるね。」
「…ごめん。本当にありがとう。」