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ずっと前から (降谷零/R18)

第27章 遡る ※


自宅へ着いて、やっとが口をひらいてくれた。


「ど…どうしよう。」

……不安、だったのか。

「大丈夫、どうもしなくていい。
安静にしてて。気持ち悪い?」

「いまは平気。びっくりして……」

「まだしばらくつわりが続くみたいだから、食べやすそうなもの買ってくるよ。はベッドで横になってて。」

「うん…。ありがとう。」

何でがお礼を言うんだよ。
それはこっちのセリフだろ。

「僕の方こそ、ありがとう。」


不安なのか、やっと妊娠を実感したのか、が泣きそうになり、嬉しくて抱きしめた。


「すごく嬉しい……。こんなに早く子どもができて、は不安かも知れないけど、僕は嬉しくてたまらない。
何でも僕に頼って。は自分の体調とお腹の子どものことだけ考えていて。」

やっと、嬉しい気持ちをに伝えられた。


「ありがとう。私もいまは不安が強いけど、零との子どもができたなんて、すごく嬉しい…。」

良かった…、後悔していたわけじゃないんだな。


「、頑張りすぎるなよ?」

「分かった。」

……いまいち信用できないな。


のお腹に手を当てた。
まだ膨らみもなく細い。
それでもここに、と僕の子どもが宿っている。
幸せで…たまらない。
つい顔が綻び、「楽しみだな」と口から出た。



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