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ずっと前から (降谷零/R18)

第27章 遡る ※


急性胃炎かも知れないというを納得させるため、内科・産婦人科に連れてきた。


を見ると、
なぜここ?という顔できょとんとしている。
たまにバカなところが本当に可愛いな……
いや、決してバカではないが。


待合室にいる間、徐々に“まさか”と思い始めたのか、少し落ち着かなくなった様子で、
やっと自覚したのかと思うと、また可愛くてたまらなくなった。






「妊娠6週ですね。」


「へ?」


へ?じゃないだろ。ここに連れてきてもまだ違うとでも思ってたのか?

が、僕の方をチラッと見た。この顔は……混乱してるな。

フッと笑いかけておいて、医師の話をきいた。

「もう心拍も確認できていますので、次の検診までに母子手帳をもらってきてください。」

「分かりました」

きょとんとして混乱中のに代わり、返事をしておいた。



帰りの車で、は何も喋らず黙ったままだった。

子どもができて嬉しいと声をかけたかったが、が落ち着くまで見守ることにした。



本当に、君は何を考えてる?

食あたりでも急性胃炎でもなくて焦っているのか?

気持ち悪いのか?

それともまた妄想でも膨らませているのか?

もしかして……やっぱりまだ子どもは早かったと、後悔しているのか…?




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