第27章 遡る ※
「そうだね。零がパパになるのかぁ…。
それにしても、びっくりしたね。」
こっちは違う意味でびっくりした。
いつまでも妊娠を疑わないに、な。
「結婚してからはつけずにしてるんだから、できる可能性はあっただろ。」
「あ……ははは、そっか。えっと、じゃあ零はびっくりしなかったの?」
「あぁ。驚きはなかった。
それでも吐き気が出るまでは、まだ風邪も視野に入れていた。吐いてからほぼ間違いなくつわりだろうと思ったよ。
というより、生理がきてないことに気づけ。僕は何日も前から妊娠の可能性も考えていたのに。」
「うん、それは本当そう。たまーに気まぐれに遅れるからあんまり気にしてなくて…。」
「とにかく、何か買ってくるから。食べれそうなものある?」
「いまなにも食べれる気がしない…。」
「分かった。調べて適当に買うから食べれるものだけ食べて。」