第24章 恐怖心
「零…起きるにはまだ早いよ?」
「ん?あぁ、そうだな。なんだか寝るのが……」
「ふふっ。また怖い夢みそう?」
「……あの約束、ちゃんと覚えてるよな?」
「え、急になに?どの約束?」
「プロポーズのあとにした約束。」
「『僕の傍を離れるな』のこと?
ふふっ、もちろん覚えてるよ。」
「怖いんだ。を失うのが。
約束して、……」
「さては無事に出産できるか不安になってるんでしょー?
約束するよ。大丈夫だから、もう寝て?」
そう言って、僕を横にさせて、包み込むように抱きしめてくれた。
そうだ、これがの匂い。
なぜか、とても懐かしい気がする…──