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ずっと前から (降谷零/R18)

第23章 満開の桜


あの日に、戻りたい。



ただ純粋に、幸福感だけで満たされていたあの日に…………




✿*
・・・・・・

ごめんね、零。

約束を守れないのが……
私の方だったなんて────


『私は、一分一秒でも零より長く生きる。
零に言われたとおり、何が何でも死なないし、零をおいていかない。
何があっても零の傍を離れない。
だから、もう安心して大丈夫。零はもう、一人にならないよ。』


あんなに声高らかにそう宣言しておいて、なんだか情け無いな……。


零と一緒に歳をとって、
桜並木を散歩したかった。


零は、もっと、
ゆっくりしてからこっちにきてね。

そのあいだに、
人生のパートナーを見つけてもいいよ。

私がいなくても、これから零の人生は
たくさんの人に囲まれながら過ごしてほしいから。
騒がしくて、一人の自由時間とかほとんどないくらいに。


でも、こっちにきたら
また、私だけを見て欲しいな。

おじいちゃんになった零と
若いままの私だなんて、
嬉しいでしょ?


私との思い出は、
なるべく残さないでおくね。

思い出して、
零が苦しくなるかも知れないから。



私は、すごく幸せだったよ、本当に。

零からたくさんの愛をもらった。
こんなにも大きな愛で包んでくれて、
ありがとう。

零と夫婦になれて、嬉しかった。



零…────

やっぱり、さみしいな。
もっと、一緒にいたかった。


これが、私の“最後の言葉”。



でも……、この言葉を最後にするのは零が可哀想だから、やっぱり変更するね。




零、生きて幸せになって。

あなたの頑張る姿を、ちゃんと見てるからね。



・・・・・・
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