第22章 幸せな日々
「どんなソファがいいんだ?あれもかなり良いものだろ。」
「そうかも知れないね。皮はまだ状態が良さそうだけど、クッション性が…なんだか少し柔らかいだけの椅子って感じがする。」
「はとにかくふかふかを求めてるな?」
「んー…そうかも。零はいまのソファ合う?」
「ベッドよりは合うよ。
沈み込まないから腰が逃げないのもいい。」
「ちょっ…!外では…やめて、ください…。」
「近くに誰もいないけど?」
「くっ…!」
「……ちょっと背中見るからじっとして。」
「えっ!どこで?!ここで?!」
「捲らない。上から覗くだけだ。上着は抜いで。」
「待って。覗かれるのもむりっ!」
「いいから早く。上着持つよ。」
「うっ…、さっと見てパッと離れてね…。」
零が首の後ろを軽く引っ張り、背中を覗き込んだ。
「…………何でこうなった。」
「わかんない…。」
「かなり広範囲に濃いアザができてる。」
「そうなんだよね…、見た目がちょっと怖い。引いた?」
「昨日のか?引くとかより罪悪感が…。」
「たぶん昨日のソファで。なんだか背中を動かすと痛くて鏡見たらこんなことになってた。」
「……すまない。僕が何かしたとしか考えられないな。」
「こんな広範囲に何かできないよ。」
「上半身を強く圧迫されたような……悪い、ここまでになるほど何をしたのか思い出せない。
まさか重いか?胸側もアザになってるんじゃないだろうな?」
「重くないし、背中だけだよ。ソファが硬いからってだけだと思う。ベッドではこんなことにならないもん。
写真撮るタイミングじゃなくてラッキーだったよ。」