第22章 幸せな日々
電話を切って、零の方へ向き直る。
「買い替えていいって言ってるから大丈夫。あと、嫁入り道具を用意してないから家具は買ってくれるって言ってたよ。」
「そうか。何だか甘えてばかりだな。マンションもそうだし…申し訳ないよ。」
「零は、誰かに甘えたりはしなさそうだもんね…。
私とは違ってしっかりしてて。」
「ところで、『変なもの以外は買う』って話してたが、変なものって何だ?」
「え?わかんない。何だろね?」
「くくっ。昨日言ったばかりだろ?
はよく分からずに話を合わせて返事をするときがあるって。」
「本当だ!こう言うことか…!
でもお父さんも変なものの例を言わなかったから、私の感覚の変なものでいいんだよきっと。」
「ふっ。本当、娘を持つのがこわいよ。」
「私に似てたら大変そうだね。
あ。ソファも買い替えたいからあとで見ていい?」
「ん?今のが気に入らないのか?」
「……零、あとで私の背中を見て欲しい。」
「理由がわからないけど何故か見るのが怖い。」
「たぶんドン引きするよ。」
零に、寝心地の良さそうなマットレスを選んでもらったあと、ソファを見にいく。