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ずっと前から (降谷零/R18)

第22章 幸せな日々


「零、まだまだ知りたいよね?
一つずつどんなプロポーズだったのかも教えてほしいよね?
まずはどれから聞く?時系列でいく? 最初のプロポーズは確か、雪の降る冬の…──」

「待て!もういい。プロポーズの詳細まで説明しなくていい。やめろ。」

「え?いいの?零なら気になるかと思ったんだけど…?」

「もう十分だ。」

「ん。分かった。」




ごめんね零…!

四回のうちの一回は子どもの頃の話で、
さらにもう一回は4歳児の甥っ子からなの。

だから、実質二回で合ってる。

私もプロポーズの詳細までは言いたくないっ!!

でも、零のことだから、“その人はどんなプロポーズしてくれたんだ?”ってサラリと訊きてくる気がして……!

四回もプロポーズされてるってなると、“もうどうでもいい”と思ってくれるんじゃないかって期待した。

まぁ、零ならそのうち私の話の不整合に気付いちゃうよね?

あと二人からもプロポーズされるくらいの深い付き合いがどの期間にあったんだ?って思うだろうし。

バレたら二回分は未成年で無効ってこと白状しよう。
バレるまでは黙っておく!!



「ふふっ。」
「なに笑ってるんだ。」

「はじめて零と感情的になってケンカしたかも。」
「そうだな。まぁ、怒っていたのは僕だけだが。」

「ううん、零が怒る前に私もイライラしてたから…。“こんなに断ってるんだからもう訊かないでよしつこいな”って。
言葉もキツくなってたし。」

「いや、これは本当に僕が悪い。嫌がってるのにしつこく訊かれてがイライラするのは当然だ。」

「……んー、たしかに。」


そう言うと、頭を撫でられた。
頭を撫でるなんて、なんだか…すごくめずらしい……?


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