第22章 幸せな日々
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その日、零は昼すぎまでポアロのバイトで、夜は任務があり顔を出すということだったため、あいた時間に結婚指輪を買いにいくことになった。
「毎日忙しいのに何かと時間作ってくれてありがとう。」
「お礼なんか言わなくていい。僕の楽しみなんだから。」
「ね、あとでポアロに行ってもいい?久しぶりに透さんに会いたい!」
「あぁ。いいよ。」
なんだか嬉しそう。
仕事の休憩中にふらっと立ち寄ることはあるけど、零がいる日に行くのは久しぶりな気がする。
── カラン…カラン
梓「いらっしゃいませー。あ!さん!」
「こんにちは。梓さん。んー…今日も笑顔がまぶしい。」
梓「ちょっとさん!もうっ。それやめてよー!」
透「いらっしゃいませ、さん。お席へどうぞ。なんだかお二人、前以上に仲が良くなっていませんか?」
「ふふっ、そうかな。このあいだ梓さんがお店の前でお客さんに告白されてるの見ちゃったんだよね。
相手の方が、梓さんに『あなたのまぶしい笑顔にいつも勇気付けられて──』って言ってるの聞こえて、
たしかに梓さんの笑顔ってすごく眩しいし元気になるってあらためて気付いてから、私も口に出して伝えてるの。」
梓「いいよ言わなくてもー!恥ずかしいし思い出しちゃう!」
透「梓さんは男女問わずお客さんから大人気ですもんね。さん、ミルクティーですか?」
「えぇ、お願いします。」
梓「甘〜く見つめあっちゃって、お二人は今日も仲がいいですね~?」
「そうだね。毎日超絶ラブラブだからね?」
梓「もぉーー!開き直られたらからかえない!!」
「梓さんが可愛すぎる。彼氏とはどう?最近は会えてる?」
梓「んー…まだ仕事が忙しいみたいで、会えても仕事帰りに私の家でって感じかなぁ。」
「……なるほど?それは悲しいね。たまには外でデートもしたいよね。」
身に覚えのありすぎた悩みで一瞬固まっちゃった。