第21章 酔うと… ※
「あーバレてたか。やばいよね、私の好み自体が。」
「でもちょっと分かる。男らしさに感じちゃうんだよね。」
「の好みじゃないでしょー。そういう性格の人は怖いって言ってたもんね。せっかく考えてくれた案だから次のデートでやってみるよ。なんか面白そうだしマンネリ予防にもなるかも。」
「あはは…マンネリって…なにに……」
*
散々しゃべって飲んで、終電に間に合うよう解散した。
最高に気分がいい。
自宅へ着くと、すでに零は帰っていて、ノートパソコンで何かの資料を見ているようだった。
「れーいっ!たっだいまぁー!」
ダイニングの椅子に座っている零の後ろからハグして、擦り寄って甘える。
「おかえり。かなり酔ってるな?」
「そーでもないよー!ふふっ。楽しいだけ♡
れい大好きっ!遅くなってごめんね?寂しかった?」
「…………水飲め。」
「!! 零が冷たい!かなしー。もっと新婚らしく仲良くしようよー?おかえりのチューとか、ギューとかー、甘〜く、して?」
「分かったから、少し酔いを覚ませ。酔ったまま絡むな。」
零が冷蔵庫からお水のペットボトルを取ってきて、蓋を開け、むりやり口に入れられる。
「ちょっ……!自分で、飲む…こぼれるからっ!…んんっ…」
お水が口から溢れ、顎から首を伝い、ツゥーーっと服の中まで入っていった。
「んっ…零……、服のなか、冷たいよ…拭いて?」
「…………」
「怒ったの?ごめんね、零……。うざかった?」
「いや……」
「お願い、優しくしてほしい…。冷たくされたら寂しいよ……」
零は何も言わずに、鎖骨から首にかけて、水が伝った跡を舐めた。
「ひゃぁっ…!な、なにっ?」
「拭いてって言ったから。服ぬいで。濡れてると風邪ひく。」
「だ、大丈夫。もうお風呂入ってくるね。」
「それは後でいい。脱いで。」
「零……こわい。本当に怒ってない?」
「…………少しも怒ってないよ。」
「じゃあ、おかえりのキス…して?」
「……積極的だな。酔うと…いつもこうなのか?」