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ずっと前から (降谷零/R18)

第19章 強盗(1)


に言いたいことは、
たくさんあった。

生きることをあきらめた表情にも
腹が立った。

それなのに、無事を確認した途端、
そんなことがどうでもよくなるほどに安堵した。

一年前の自分では、考えられなかっただろう。
まさかここまで、にのめり込むことになるなんて…。






帰宅後すぐににシャワーをすすめた。
犯人に触られ、覆い被さられたことが耐えられない。


シャワーを終えると、は静かだった。
怖かっただろうし、疲れたのだろう。
そして、目の前で人が撃たれ、ショックだったに違いない。



…──

僕は、君には何も知られず、ただのんびりと穏やかに過ごしてもらいたい。

君を危険や恐怖の中におきたくないのに…──




食事中、が口をひらいた。


「ねぇ零…。犯人の車、どうやって場所が分かったの?」

「の防犯バッチだよ。すぐに位置情報が見られるよう、コナンくんが博士に頼んでくれたんだ。」

「えっ…!コナンくんと博士にも今度お礼しなきゃだね。」

「が咄嗟にバッチを身につけてくれて助かったよ。良い判断だった。」

「ふふっ。零なら、探してくれると信じてたから。」

「そうか?その割にはあきらめた表情に見えたけど。」

「諦めてないよ!?怖すぎて変な顔になってただけ!あっ…いや、ちょっとだけ“頭でよかったぁ、痛くありませんように”とは願ったけど。でも諦めてはないっ!」

「痛くないように願ってる時点で諦めてるだろ。頭でよかった?撃たれたら即死だぞ!」

「あはは…。痛いのとか苦しいのはどうしても嫌だったから…ね?」

「ね、じゃない。あんな顔されて、僕がどれだけ………いや、いい。無事だったんだ。」

「ごめんね?怒った…?」


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