第17章 愛しつづけるよ ※
── 最近、零がふつうにちゃんと優しい。
今日は始まり方が…ちょっとあれだったけど、途中からはかなり優しかった。
前はもっと……捕縛されてるの?ってくらい少しの逃げ場もなく激しかったのに。
これは…いったいなんで?
そもそもいつからこうだっけ?
なにか、あったっけ…?
「零……ちゃんと、満足してる?」
「満足してる。すごく幸せだ。」
零をじっと見つめてみるが、嘘か本当か分からない。
「本当に?最近、すごく優しくしてくれる。」
「優しいのは嫌か?」
「えっ。ううん、そういうわけじゃない。どうしたのかなって…。」
「は、優しい僕が好きなんだろ?」
────…ん?
何だろう、既視感がある。
前もこの話した?
あっ…──!
─
『確かは、優しい僕が、1番好きなんだったな?』
『最近、全然優しくできてなかったな。ゲージも溜まらないはずだ。今日それを挽回するよ』
─
まさか……?
でもその話したの、だいぶ前。
ううん、合ってる!あの後からだ!!
あれから、徐々に、優しくするのが進化していってる!!
「零……もしかして、ゲージを溜めてる、の?」
「ん?やっと溜まった?」
「えぇぇ!?あれから何週間も経ってるよ!?」
「くくっ。見直したか?」
「さ、さすが……零だね。やり遂げる意思が強い。しかもこんな、私のふざけた発言にずっと付き合ってくれてたの…?」
「いや、悪い。本当はその日の一回だけだ。」
「は?」
「は、優しくすると幸せそうだったから。その後は、愛を溜めるとか関係なく、ただそうしてあげたかった。」