第17章 愛しつづけるよ ※
── 零視点 ──
部下が任務中に怪我をし、警察病院へ連れて行くと、待合室に見たくもないFBIの奴がいる。
「はぁ…──。何でここでも会わないといけなんだ。」
「まさか、君も来ていたとはな。」
「怪我をしたようには見えないが?」
「俺はただの付き添いだ。みたところ君も、そのようだな。」
「部下の治療が終わればすぐに戻る。」
「そうか……家に戻るのか?」
「は…?どういう意味だ。」
「いや。疲れていそうな気がしたものでな。」
「どういうつもりか知らないが、気色悪い心配はやめろ。」
顔を見ることも不快で、部下のいる治療室へ様子を見に向かった。
── 夢主視点 ──
お手洗いで血だらけの手を洗ったが、なかなか血のにおいが落ちない。
何度か洗って消毒をして、ようやく落ちた気がする。
鏡を見ると、服にも少し血が付いていた。
これは落ちそうにはないので、あきらめて赤井さんの車へ行くことにした。
駐車場へ出るため、待合室を通る。
「あれ。赤井さん、まだここにいたんですか?」
「ん?あぁ、知り合いに会ってな。
行こうか。送ろう。」
「はい。ありがとうございます。」