第17章 愛しつづけるよ ※
後部座席にうつり、赤井さんはすぐに車を発進させた。
キャメルさんの腕の怪我を見てみると、傷が深くて出血がひどい。
「これは…何で怪我をしたらこんな状態に…?」
キャメル「いえ…ちょっと、かすってしまいまして…」
かする?何がかする?謎すぎてわかんない。
言いにくそうだからもう追及せず、バッグに入っていたハンカチを傷口にあて、手で圧迫した。
キャメル「うぅっ!」
「痛いですよね。すみません、出血がおおくて…。」
それでも、血がどんどん滲みだしてくる。
キャメルさんの顔色も悪くなっていっているようだった。
「まともな布がなくてごめんなさい。」
そう言って、自分が着ていた薄手の上着を脱ぎ、袖部分をつかって上腕に巻き、ギュッと動脈らしき部分を圧迫した。
キャメル「すみません…服まで、汚してしまって…」
「大丈夫です。服なんていつか捨てるものです。気にしないでください。キャメルさんの体の方が大事です。まだまだこの先、何十年も使うんですから。
あの、痛いと思いますが、腕を少し上げられますか?血が止まりにくくて。」
キャメル「うっ…」
「腕は私が支えますので力を抜いて、肩とかに乗せてくださって大丈夫です。 って、重っ!!!!
筋肉つきすぎててちょっと支えきれません!潰されそうです!ごめんなさい!!
やっぱりこっちに腕を置いてください。」
座席シート後ろの部分に腕をのせてもらった。
赤井「くくくっ。君は何をしているんだ。」
「よかった、血が止まってきてます。赤井さん、この近くの東都警察病院で夜間救急をしていると思うので、そこに向かってもらえますか?場所は…──」
赤井「あぁ、大丈夫だ。もう向かっている。」
「さすがですね! キャメルさん、痺れたりしていませんか?どのくらい圧迫していいのかわからなくて。」
キャメル「大丈夫、です…。」