• 小
  • 中
  • 大
  • テキストサイズ

ずっと前から (降谷零/R18)

第17章 愛しつづけるよ ※


後部座席にうつり、赤井さんはすぐに車を発進させた。

キャメルさんの腕の怪我を見てみると、傷が深くて出血がひどい。

「これは…何で怪我をしたらこんな状態に…?」

キャメル「いえ…ちょっと、かすってしまいまして…」

かする?何がかする?謎すぎてわかんない。
言いにくそうだからもう追及せず、バッグに入っていたハンカチを傷口にあて、手で圧迫した。

キャメル「うぅっ!」

「痛いですよね。すみません、出血がおおくて…。」


それでも、血がどんどん滲みだしてくる。
キャメルさんの顔色も悪くなっていっているようだった。


「まともな布がなくてごめんなさい。」

そう言って、自分が着ていた薄手の上着を脱ぎ、袖部分をつかって上腕に巻き、ギュッと動脈らしき部分を圧迫した。

キャメル「すみません…服まで、汚してしまって…」

「大丈夫です。服なんていつか捨てるものです。気にしないでください。キャメルさんの体の方が大事です。まだまだこの先、何十年も使うんですから。
あの、痛いと思いますが、腕を少し上げられますか?血が止まりにくくて。」

キャメル「うっ…」

「腕は私が支えますので力を抜いて、肩とかに乗せてくださって大丈夫です。 って、重っ!!!!
筋肉つきすぎててちょっと支えきれません!潰されそうです!ごめんなさい!!
やっぱりこっちに腕を置いてください。」

座席シート後ろの部分に腕をのせてもらった。

赤井「くくくっ。君は何をしているんだ。」

「よかった、血が止まってきてます。赤井さん、この近くの東都警察病院で夜間救急をしていると思うので、そこに向かってもらえますか?場所は…──」

赤井「あぁ、大丈夫だ。もう向かっている。」

「さすがですね! キャメルさん、痺れたりしていませんか?どのくらい圧迫していいのかわからなくて。」

キャメル「大丈夫、です…。」
/ 442ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp