第16章 挨拶へ
「ところで…!お父さんたちは空港で零と会ってるんだよね?そのときのこと、ぼんやりしか覚えてなくて。どんな感じだったの?」
父「どんなと言われてもなぁ。イケメンが現れてびっくりしたとしか言いようがないな。最初に電話したときはひどく動揺しているようだったが、会ってみるとしっかりした好青年だと思ったよ。」
母「私は孫から、『金髪のかっこいい王子様』って聞いていたからイメージ通りだったわね。」
あ…お母さん、王子様って言ったらお父さん拗ねるよ?
それともわざと拗ねさせてるの?
そーいう遊び?
零にはできない遊びだな。
マジギレしそう。
母「それよりも、の反応が面白かったわね。降谷さんのことも覚えてないのに、一目ぼれしたんじゃないかと思ったもの。」
「えぇ!?そんな分かりやすい反応したの!?」
零「僕には全くわかりませんでしたが…。あのときは、本当に他人を見るような表情だったので。」
母「ふふ。母親の勘よ。顔つきがどうとかよりも、何となく様子で分かるものなの。最初に会ったときもの一目ぼれでしょ?」
「待って!ばらさないで…!お父さんが聞いてる!!」
父「何だよ、聞いたらまずいのか?そもそもお父さんはが大学のときに振られたことも知らなかったのに仲間外れにしないでくれ。」
「何で父親に恋愛相談とかするのよ!?しないでしょ、普通!!」
零「ふふっ…あ、すみません。仲がいいので微笑ましくてつい…」
「お父さんがすぐふざけるから…!」