第14章 支配していい ※
―― 零視点 ――
の様子に違和感はあるものの、支配していいと言うならありがたく受ける。
たとえ意地悪を思いついていても、からもらえるものは全てが愛おしいから。
の顔周りの髪に触れ、耳にかけて頬を撫でると,僕の手に擦り寄って甘えてくれる。
角度をつけて顔を近づけ、優しく触れるだけの口付けを落とした。
唇を離すと、はふわっと微笑んで余裕そうな顔をして僕を見る。
ではないが、悶えたくなるほど可愛い。
頑張っているその余裕を崩して、泣きながら悦ばせたい。
そう考えたことが顔に出たのか、が訝しそうな顔で僕を見た。
の前ではポーカーフェイスが難しいな。
「…優しくしなくてもいい?」
「いいよ。今日だけは零の好きなようにして?」
「……っ!」
くそっ!めちゃくちゃにしたい!
駄目だ。いくらなんでもやっていいことと悪いことはある。やりすぎるな。
嫌われたら終わりだ。
「零?どうしたの…?
もしかして、困らせた?」
心配そうに見るを咄嗟に抱き上げた。
「、ベッドに行こう。」
「……!」
ベッドに優しくおろしたところまではまだ自制がきいていたが、そのあとは身体が勝手に動こうとする。