第13章 探るな危険
「ありがと。まさか気付いてるとは思ってなくて。本が好きなのは出しっぱなしのときもあったし、本棚も増えてるから気付くのはわかるけど…。」
「ミステリーが好きなのは意外だった。」
「タイトルまで見ないでよ。」
「恋愛小説や純文学かと思ったらアガサ・クリスティーやコナン・ドイルの本格ミステリーばかりだったな。」
「だから全部チェックしないで?」
「ミステリー好き同士でコナンくんと仲良くなったのか?」
「……コナンくんは私とは違って本格的なミステリーオタクだよ。ついていけない。ホームズが何年何月何日に滝壺に落ちたとか覚えてない。」
「やっぱりそうか。
コナンくんは相当なホームズファンだからな。」
「子どもの頃は、ホームズの弟子って名乗ってたらしいね。」
「…………。」
「あー…ごめんごめん、これは蘭ちゃんから聞いた新一くんの話だったかなぁ?どっちもホームズファンで、なんかごっちゃになっちゃった。」
「、僕の反応から情報を得ようとするな。危険だから言ってるんだぞ。」
「ん、わかった。このことはもう触れない。」
「何度も言うが、コナンくんにも探りを入れるなよ。彼は、疑えば平気で盗聴器も仕掛けるからな。」
「えぇ!?まさか、ついてる!?」
「今日はもう付いてない。彼もそこまで悪趣味じゃないだろうからな。」
「どういう意味?」
「まだまだ子どもって意味。」