第13章 探るな危険
「じゃあ、が作ったお菓子を食べてみたい。」
「……やだ。あとそれ癒すの関係ある?」
「関係ある。後日癒されるから。なんでダメ?」
「透さんの方が上手だと思う。人様にお出しできるようなものじゃないよ。」
「たとえ不味くても食べたい。が作ったならそれだけで癒される。作ったあとは誰かにあげてたのか?」
「自分で食べるか、甥っ子の拓翔くん。」
「あぁ、なるほど。どんなお菓子?」
「あの子の好みにあわせて、プリンとかガトーショコラとかチーズケーキ、あとはシフォンケーキとかカップケーキやパウンドケーキにタルトかな。あんまり難しいのは作れないから、味を変えて簡単なのばっかりだよ。」
「キッチンの棚に製菓用の道具が多かったから作るの好きなんだろうと思ってたけど、予想よりバリエーション多いな。
拓翔くんが羨ましい。の手作りが食べられるなんて。
どうしてもだめか?拓翔くんのを作るついででもいい。」
「あー…それでお菓子作りが趣味って思ったんだね。
味の保証はできないけど、それでもいいなら。」
「嬉しい。楽しみだ。」
「何がいい?食べられないものある?」
「ないよ。に任せる。暇なときでいいから、無理するなよ?」
「うん、大丈夫。ストレス解消になるから。」
「ははっ。本当に趣味なんだな。」
「でも、あんまりみんなの前でお菓子作ること言わないでほしい。上手くないし、編み物もそうだけど、なんか趣味が女子っぽくて自分のイメージじゃないから。」
「が自分にどんなイメージを持っているのかわからないけど、見るからに女子っぽい趣味がありそうだけどな。でも嫌だったなら謝るよ。今後は気を付ける。」