• 小
  • 中
  • 大
  • テキストサイズ

ずっと前から (降谷零/R18)

第13章 探るな危険



*


―― カラン…カラン

「いらっしゃいませー!あっ、さん!」

「こんにちは、梓さん。お久しぶりですね。」

「しばらくお仕事忙しかったらしいですが、もう落ち着いたんですか?」

「はい、何とか。」

「さんが来られないあいだに、松永さん辞めてしまったんですよ。楽しそうに仕事されていたんですけど、学業を疎かにしちゃうからって。」

「ええ…透さんからききました。せっかく仲良くなれたのに…すごく残念です。」

「さんとは馬が合う感じで、楽しそうに話されていましたもんね。
あっ、ご注文は何にしますか?」

「……あのとき、ちょうど気が滅入っていたときだったので、淳くんの元気に助けられました。
えっと、注文は…ホットミルクティーとチーズケーキをもらえますか?」

梓さんと話をしていると、バックヤードから透さんが出てきた。

「あれ、さん。来られていたんですね。…どこかへ出かけた帰り、ですか?」

すごいな。何で家からじゃなくて出かけてたと思ったのか知りたいよ。

「そう。ふと思い立ってゴッホ展にふらっと行ってきました。」

「へぇ。さんは絵に興味があったんですね。そう言えば…部屋にも絵が飾ってありましたね。あの絵も好きな画家なんですか?」

「え? いいえ? 部屋に飾ってある絵も私が選んだものじゃないです。家具も。あの部屋に私が選んだものはほとんどないので。」

/ 442ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp