第13章 探るな危険
「――…?」
「ん?」
つい俯いてしまった。
急いで顔を上げて、何でもない顔をした。…はず。
「どうした?顔色が悪いぞ。」
「ぁ……」
言えない。たった5日連絡が取れなかっただけで、あれが自分の中で大きな不安になってしまっていることが情け無い…。
「、怖いのか?」
当てられてドクッとした。
これは間違いなく見た目にも反応が出たと思う。
誤魔化しても無意味だな。
「――…そう、だね。」
「言いにくい?」
「う、うん……」
「子どもを産むのが怖い?」
「え?あ、ううん、それは気にしてなかったかも。」
「じゃあ、子どもができるかどうか不安?」
「ううん、それもあまり考えてなかったかな。」
まずい…これそのうち当てられる気がする。
はやく話題を変えないと。
「あんまり追及しないで?大丈夫、ただの漠然とした心配みたいな感じ。変な反応しちゃってごめんね。」
「、僕がいなくなるのが怖いのか?
子どもができれば一人で育てることになり、子どもがいなければ一人残される。どちらを選ぶこともできないから答えられなかった?」
こ、この言い方は…!
最初から正解をわかってたな!?
「零、当てないで。あと、ちょっと違う。」
しっかりバレてたことに少し怒った言い方をしてしまった。
「じゃあ、“子どもを作ると、僕がいなくなるのが早くなる気がする。まるで、フラグが立ったように。”」
ドッドッドッ っと心臓が強く脈打った。
何も言えない。無言の肯定。
くっ…!これだから洞察力が高いやつは…!
「。アニメの見過ぎだ。」
「……。」
――…うん、そうだね。それは本当にそう。