【ごちゃまぜ】SHORT STORY【ヒロアカ】【鬼滅の刃】
第12章 ヴィラン連合の休息日
「……とにかく、俺は執着なんかしてねぇ。あいつが勝手に俺の近くにいるだけだ」
死柄木は吐き捨てると、不機嫌そうにソファへ深々と体重を預けた。
「俺もだ。あいつが俺の部屋に来たがるから相手してやってるだけだ」
荼毘もそう言い張りながら、の飲みかけだったペットボトルを無意識に自分の手元へ引き寄せている。
「……ほらな、自覚ゼロだ」
スピナーが頭を抱え、コンプレスは仮面の下で「やれやれ、重症だねぇ」とくすくす笑う。
本人たちだけが「好き」「執着」という事実を死んでも認めようとしないまま、アジトには変わらず重苦しくもどこか間抜けな空気が漂い続けていたのだった。