【ごちゃまぜ】SHORT STORY【ヒロアカ】【鬼滅の刃】
第4章 0.5メートルの背徳【 轟焦凍 】
合宿の夜。
消灯時間をとっくに過ぎた男子部屋には、まだ小さな明かりが残っていた。
布団の上にはトランプが広げられ、その周りを男子数人と芦戸三奈、そしてが囲んでいる。
「はい、次!、引いて!」
「えーっと……これ!」
「うわっ、強っ!また私負けじゃん!」
「やったー!上がり!」
本来なら、こんな時間にここにいること自体が完全にアウトだ。
合宿中の男女間の部屋の行き来は厳禁。
しかも、もう消灯時間は過ぎている。
見つかれば、相澤からどんなお説教や罰が飛んでくるか分からない。
そんな中――ふと、部屋の隅にいた障子がわずかに身を起こし、低く呟いた。
「………まずい」
「何が?」
「相澤先生が来る」
「え!?」
その一言で、部屋の和やかな空気が一変した。
「ちょ、隠れろ隠れろ!先生来んぞ!!」
「えぇ!?」
「やば!切島ぁ、布団入れて!」
「お、おうっ!?」
迷いなく三奈が切島の布団に滑り込む。
「ちょ、三奈!?」
まずい。
どうしよう。
はパニックになりながら辺りを見回した。
とりあえず安全な人、安全な――
その時、ふいに緑谷と視線がぶつかった。
「出久!入れて!」
「ええ!? 僕!?」
「お願い!」
「だ、ダメだよ!」
「なんで!時間ないの!」
「だ、だだだって!そんな年頃の男女が同じ布団に入るなんて、そ、そそそんな破廉恥な……!!」
「そういう問題じゃないから今!」
足音が、もうすぐそこまで迫っていた。
「やば――」
その瞬間。
ぐいっ。
後ろから大きな手に強く腕を引かれた。
「きゃっ……!」
身体が一気に引き寄せられ、そのまま布団の中へ引きずり込まれる。
ガチャリ。
直後、部屋の重い扉が開いた。