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【ブルーロック】GAGAMARU symphony

第1章 透き通る


高校入学するまでの春休み期間は一緒に遊んだりしてた。
けれど、高校に入学した途端、連絡も疎らになった。

『こっちの高校、やっぱ合わないかも〜。早く二人に会いたい〜』

三人のグループLINEでそう泣き言を言っても、

『えー、そうなんだー』

『でも、透はそっちで頑張んなよー』

あっさり返されて、

『ねぇねぇ、今度いつ遊べる?』

って訊いても

『んー、いつかなー?』

『私、部活入ったんだよねー。だからしばらく無理かもー』

『時間あったら連絡するね!』

って全然遊ぶ予定も立つことはなく、次第にグループLINEのメッセージも来なくなった。
グループLINEでは話しづらかったから二人に個別でLINEも送ってみた。

『そっちの高校、どう?』

『まぁ、普通かなー』

『部活は何入ったの?』

『写真部。結構楽しいよ』

『そか。ゆっこは?』

『ゆっことはクラスも別になっちゃったし、部活も違うからもう話してないかな』

『そうなんだ。また三人で遊びたかったんだけどな…』

『んー、でもなんか透のとこの高校となんか時間も合わないし、なんか微妙に遠いし、無理じゃない?』

『え…』

『透は透でそっちで新しい友だち作りなよ。そっちの方が絶対楽しいって』

まるでそれは絶縁宣告のようで、
私はなんで返せばいいかわからずに、
返すことができずに、
既読スルーをしてしまった。
それから連絡は取っていない。

高校ではもう大体友だちグループも出来始めてて、今からそこに入れる気も、入る気もなかった。
声をかけてくれる人がいないこともなかった。
それでもそちらに行く気にならなかった。
だってもうあの二人ほど仲良くなれる気がしない。
あの二人と過ごした三年間を超えられる気がしない。
もし同じくらい仲良くなったとしてもまた高校を卒業したら泡ブクのように消えてしまう。
だったら、初めからいらない。
誰かと仲良くなんてならなくていい。
どうせ周りの人とは話も合わないし、一人でいい。

そう決めつけて私はいつもイヤホンで耳を塞いだ。
特別好きでもない音楽を聴きながら、ただただ自分の気配を殺す。
透明に、透明に。
その場に私がいないように。
透明に、透明に。
誰の目にも私が映らないように。

そんな透明人間に、私はなりたかった。
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