【ブルーロック】GAGAMARU symphony
第1章 透き通る
中学校を卒業した次の日。
私は第一志望の高校に落ちた。
受験する高校を選ぶ時、私は特にどこという希望もなく中学校三年間ずっと仲良かった友だち二人と同じ高校を選んだ。
学力的にも模試ではいつもA判定が取れていて、絶対受かると思ってたから滑り止めで他の高校を受けなかった。
そうして臨んだ高校受験は当日謎の高熱で、それでも無理矢理受けに行った。
一応別室での対応とはなったもののどんな試験問題だったかすらもう覚えていない。
ただ辛くて辛くて辛くて泣きながら問題を解いたことだけ覚えてる。
そんなに頑張ったのに。
合格発表の時間、心臓は爆発しそうなほど動いていたのにそこに私の受験番号がないとわかった途端、指先から一気に身体は冷えていった。
一緒に受けた友だちは二人とも受かっていて、落ちたのは私だけ。
それからは焦った。
二次募集がかかっている高校を探して、受験して、受かって、ようやく春から高校生になれることになった。
野生高校。
偏差値はかなり低くて、大学進学率も低い。
一芸突出の生徒が多くて、部活動は結構盛ん。
勉強がそこそこできて、でも中学校ではパソコン部という名の帰宅部だった私は馴染める気がしなかった。
受かってからも何回も泣いた。
友だちの前でも泣いた。
友だちはいつも慰めてくれた。
「高校は別になっちゃったけど、いつまでも友だちだし!」
「放課後とか一緒に遊べばいいじゃん?高校生なんだし制服のまま寄り道してさ!」
「ゲームセンターでプリ撮ろ!」
「クレープ食べに行こう!」
「カラオケにも行こう!」
たくさんたくさん慰めてくれた。
そうしてようやく私は笑うことができた。
二人が楽しい高校生活を示してくれたから。
高校は違うけど、今までと変わらず一緒に楽しいことができる。
今までと変わらず、ずっと友だち。
そう思ってた。