【H×H ミルキ】夏の大作戦 〜軽井沢に行きませんか?〜
第7章 エピローグ
イルミは不思議そうに首を傾げた。
クロロは返す言葉を探したが、結局やめた。
ヒソカが喉の奥で笑い出す。
「クク……君って、本当に面白いねぇ♡」
「何が?」
イルミはヒソカにも同じ顔を向けた。
クロロはもう一度グラスを手に取った。
同じ保育園の出身というだけの縁で、イルミは今でも時折、こうして声を掛けてくる。この性格では、どこへ行っても親しい仲間を作るのは難しいのだろう。
それにしても、随分と長い腐れ縁になったものだ。ヒソカといい、イルミといい、つくづく奇妙な連中である。
今夜は静かに飲めると思ったのだが。
イルミは再びスマートフォンを確認すると、何事もなかったように画面を伏せた。
「……まあ、いいや」
窓の外では、軽井沢の木々の輪郭が夕闇に沈み始めていた。