【H×H ミルキ】夏の大作戦 〜軽井沢に行きませんか?〜
第4章 波乱のカラオケ
イルミは小さく頭を下げると、申し訳なさそうに言った。
「穂乃果、ごめん。こいつら暑さで頭がイカれたみたい」
「いや、平常運転だ」
クロロが真顔で訂正する。
「訂正しなくていいから」
三人は顔を見合わせる。
「……なんか、もう何でもありだね」
「頭が追いつかない。フラフラしてきた」
「そうだ。ちょっと化粧直しに行こーよ!」
女子たちは逃げるように連れ立って部屋を出ていった。
扉が閉まり、シンと静かになる。
イルミが口を開いた。
「ねえ。さっきから普通に遊んでるように見えるけど。任務、覚えてる?」
ヒソカが肩を竦める。
「もちろん♡」
「当たり前だ」
クロロも静かに頷く。
「こういうことは焦ると失敗する」
イルミは溜息をつく。
「でも、このままじゃ予定が押す」
「まあまあ」
ヒソカが笑う。
「落ち着きなよ♡」
クロロも続ける。
「穂乃果は、かなり初心だ。ここまで来ただけでも十分進展している」
「次で、自然にイルミが穂乃果だけを誘い出せる状況にする♢」
イルミは腕を組んだ。
「……自然に、ね」
「心配するな。必ずタイミングは作る」
クロロは穏やかに笑った。