第2章 パーティと隅っこ 後編
あれから何ヶ月か。
最近のシシィは前よりはイベントごとで無理はしないで、ほどほどに会場隅っこに避難する習慣がついた。
そして、そこには高確率で疲れ果てた彼も逃げ込んでいて、その流れで今はもう、すっかり馴染んだ隅っこ友達だ。
「……戻りました」
ノルバートが思ったより早く帰ってきた。
「あれ、いいの?」
「うん、今日はもうすごく頑張った、ので、営業、ここまで……」
「あはは、ほんとに元気なーい!」
……うん、そう、友達。あくまで、友達。
隣によろ、と腰を下ろす彼を見ながら、シシィはふいに思いついた。
「地元でおばあちゃんがやってた雑貨屋って、こんな感じだったなー」
彼はきょとんとする。
「えっ? どういう感じ……?」
シシィは元気に答えた。
「すぐ閉店するの!」