• テキストサイズ

201号室と202号室

第2章 誕生日



ノートパソコンに表示されている、とある人物のプロフィールという言葉で済ませるには詳細すぎるほどの情報の羅列。

そう、201号室の住人、黒瀬なつの情報だった。

天心はその情報の羅列をマウスカーソルで撫でるようにして滑らせていく。


黒瀬 なつというひとりの女の詳細過ぎるほどの情報。


本名、生年月日、住所、本籍地。

スクロール。

血液型、利き手、身長、体重、足のサイズ。

スクロール。

家族構成、交友関係、遠距離恋愛の彼氏の存在。

スクロール。

好きな音楽。よく立ち寄るコンビニ。愛煙しているたばこの銘柄。

スクロール。

スクロール。

スクロール。


天心は無意識に口元に弧を描いた。

何度見返したか分からない情報だというのに、飽きることなく一文字一文字を脳に焼きつけるように記憶していく。


そしてぴたりと止まる。

画面下部に表示されている一文。
/ 10ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp