【Dグレ】Twin Ray -灰の世界に響く歌- の短編集
第3章 夢主親衛隊、緊急決起集会
静かで、柔らかな笑い声。
その場にいたファインダー達は、一瞬で黙り込む。
そして。
「……尊い」
誰かが、ぽつりと呟いた。
「今の笑顔を守れるなら……」
「ラビを、暫定承認するしか……」
「暫定って何さ!?」
最年長のファインダーが、厳かな顔で咳払いする。
「では、本日の決議を発表する」
「本当に会議だったんだな……」
「ラビとさんの交際について――」
全員が、固唾を呑んで見守る。
「我々親衛隊は、極めて不本意ながら、現時点では承認する」
「ただし!」
男は指を立てた。
「さんを泣かせた場合、即刻資格剥奪!」
「分かったさ」
「他の女性へ不用意に“ストライク”発言をした場合、公開尋問!」
「言わねぇよ」
次の瞬間。
ラビは、そっとの手を取った。
「……もうオレには、だけだから」
さらりと落とされた言葉に。
の頬が、一瞬で赤く染まった。
「……ラビ」
「何?」
「ここで言う必要はないでしょう」