【Dグレ】Twin Ray -灰の世界に響く歌- の短編集
第3章 夢主親衛隊、緊急決起集会
「さっきのお返しさ」
翠の瞳が、悪戯っぽく細められる。
それを見た瞬間。
「撤回!!」
ファインダー軍団から、怒号が上がった。
「今のは許せん!!」
「さんを赤くさせた罪で再審議だ!!」
「ラビ、表へ出ろ!!」
「何でだよ!! 恋人同士の会話だろ!!」
「我々の目の前で行ったことが罪だ!!」
「理不尽過ぎるさ!!」
休憩室は、一瞬にして大騒ぎになった。
は、袖を掴んだまま引きずられていくラビを見て、困ったように笑う。
「……程々にしてあげてね」
「さんがそう仰るなら、厳重注意程度で!」
「厳重注意も程々にね」
「優しい……!」
「だから好きなんです!!」
「お前ら、オレの恋人に堂々と告白すんなぁぁぁ!!」
廊下の奥へ、ラビの叫び声が響き渡る。