【Dグレ】Twin Ray -灰の世界に響く歌- の短編集
第3章 夢主親衛隊、緊急決起集会
それから、耐えきれないみたいにティファを引き寄せる。
「……ほんと、お前ずりぃ」
「ラビ?」
「そういうの、反則さ」
「先ほど、寝言でも似たようなことを言ってたわね」
「それ今出す!?」
ティファが小さく笑う。
その笑顔を見た瞬間。
床へ沈んでいたファインダー達から、再び怒りの声が上がった。
「近い!!」
「ラビ、ティファさんから離れろ!!」
「俺達の前で抱き寄せるな!!」
「認めたけど許したわけじゃないぞ!!」
「どっちなんさ、お前ら!!」
ラビが叫ぶ。
すると、ティファは少し困ったように彼らを見た。
「……皆、私達のことを心配してくれていたの?」
「それはもちろんです!!」
ファインダー達が、一斉に背筋を伸ばす。
「ティファさんがお幸せなら、我々はそれで……!」
「ただ、ラビには定期的な審査が必要です!」
「態度検査!」
「女性への軽口監査!」
「任務中の距離感の適正確認!」
「恋人なのに距離感監査されんの!?」
「当然です!」
ティファは、とうとう堪えきれなかったように笑った。