• テキストサイズ

【Dグレ】Twin Ray -灰の世界に響く歌- の短編集

第3章 夢主親衛隊、緊急決起集会


「怖くても、苦しくても、もう少し頑張ろうと思えるのも」
 
彼女は、少しだけ照れたように目を伏せた。
 
「……ラビがいるからよ」
 
ラビが、完全に固まった。
 
翠の瞳が大きく見開かれ、耳まで真っ赤に染まっていく。
 
ファインダー達も、言葉を失ったまま立ち尽くしている。
 
やがて、最初に議題を掲げた若いファインダーが、静かに膝から崩れ落ちた。
 
「……完敗だ……」
 
「言うな……」
 
「分かっている……分かってはいたが……!」
 
「本人の口から聞くのは、あまりにも致命傷……!」
 
次々とファインダー達が机へ突っ伏していく。
 
「ティファさんが……あんな顔で……」
 
「ラビを……」
 
「認めたくない……でも幸せそうだ……」
 
「くそぉぉ……!」
 
呻き声が休憩室へ響く。
 
ラビはようやく我に返ると、真っ赤な顔のままティファを見た。
 
「……ティファ」
 
「何?」
 
「それ……今、ここで言う必要あった?」
 
「皆が疑問に思ってたのでしょ?」
 
「そうだけどさ! そうだけど、オレの心臓に悪ぃって……!」
 
ティファは小さく首を傾げる。
 
「嫌だった?」
 
「嫌なわけねぇだろ……」
 
ラビは片手で顔を覆い、深く息を吐いた。
/ 72ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp