【Dグレ】Twin Ray -灰の世界に響く歌- の短編集
第3章 夢主親衛隊、緊急決起集会
ティファは静かに屈み、紙を拾い上げる。
そして、書かれている文字を読んだ。
緊急議題:何故、ティファさんの恋人がラビなのか。
数秒。
沈黙。
ラビが、両手で顔を覆った。
「……最悪さ……」
ティファは、ぱちりと瞬いた。
「これは……?」
「違うんです、ティファさん!!」
ファインダー達が一斉に跪く勢いで頭を下げる。
「我々は決して、お二人の関係を邪魔しようというわけでは!」
「いや、少しは邪魔したい者もいますが!」
「余計なことを言うな!!」
「ただ、その……!」
最年長のファインダーが、覚悟を決めたように顔を上げた。
「ティファさんが、あまりにも素晴らし過ぎるので……何故、ラビなのかと……!」
「お前、本人に直接聞くなよ!?」
ラビが慌てて止める。
ティファはしばらく黙ったまま、手元の紙を見つめていた。
やがて。
ふ、と小さく笑う。
「そう」
「ティファ?」
ラビが恐る恐る声を掛ける。
ティファは紙を机へ置くと、静かにラビの隣へ歩み寄った。