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【Dグレ】Twin Ray -灰の世界に響く歌- の短編集

第3章 夢主親衛隊、緊急決起集会


一頻り騒いだ後、最年長らしいファインダーが、重々しくラビを見据える。
 
「ラビ」
 
「……何さ」
 
「俺達は、ティファさんをお慕いしている」
 
「はっきり言ったな」
 
「だが、分かってもいる。俺達が隣へ立てるような人ではないと」
 
一同の空気が、少しだけ静まる。
 
「だからこそ。隣に立ったお前が、本当に彼女を大事にしているのか確かめたい」
 
ラビの表情から、冗談めいた色が薄れた。
 
ファインダー達は、真剣だった。
 
憧れの女性を奪われた、と騒いでいるだけではない。
 
危険な任務へ赴き、いつも誰かのために傷付く彼女を。
 
本当に支えてくれる相手なのか。
 
それを知りたいのだ。
 
ラビはしばらく黙っていた。
 
やがて、資料の束を脇の机へ置く。
 
「……大事にしてるさ」
 
静かな声だった。
 
「誰よりも、って言ったら、お前らまた怒るんだろうけど」
 
「当然だ」
 
「怒るのかよ」
 
「それでも聞こう」
 
ラビは、小さく息を吐く。
 
それから、ふっと視線を落とした。
 
「ティファって、強ぇだろ」
 
「あぁ」
 
「綺麗だ」
 
「優しい」
 
「可愛いです」
 
「神々しい」
 
「いいから黙って聞けよ!」
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