• テキストサイズ

壊れた心を、もう一度。【名探偵コナン】

第14章 14



手袋をつけてからガスコンロを点火する。

依頼主が言った通り、右側上半分が点火していない。

火を切り、バーナーキャップを外す。

点火プラグを確認する。

………結構汚れがついてる…。ここかな?

私は自分のカバンからタオルや綿棒などの掃除道具を取り出してプラグの汚れを丁寧に取っていく。

ここは汚れが付くと点火しないことがある。

時間をかけて、こびりついた油汚れを丁寧に取り除いていく。

そこで一度点火すると火が着かなかった部分の火が着いた。

私はバーナーキャップを取り付けて、もう一度火をつけた。

バーナー全体に炎が均一についているのを確認した。

「……よし。治った。」

火を消して、使った道具をカバンに入れていく。

今日はあの子達を使わずに直すことができた。

片付けが終わり、依頼主に声をかけた。

「えっ、もう、治ったの?!」

依頼主が目を大きく見開いた。

「はい!無事にちゃんと着火するようになりました!」

「さすがだな!アポロで修理する姿をみて、頼んでよかったよ。」

「そう言っていただけると嬉しいです。」

「また知り合いとかで困ってる奴がいたら、いい修理屋がいるって紹介しとくよ。」

「ありがたいです。よろしくお願いします!では、今回はご依頼ありがとうございました!また何かありましたらよろしくお願いします!」

「こちらこそ、本当にありがとうな。気をつけて帰ってくれな。」

頭を下げてると依頼主は手を振ってくれた。

………無事に直せて、喜んでもらえてよかった…。

私は口角が上がるのをマフラーで隠し、家までの道を歩いていった。

/ 187ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp