第13章 13
「…最近ね、修理屋みたいなことを始めたんです。家でジャンク品を直して売ったり、自宅まで行って修理をしたり。実は今日初めてのお客さんだったんです。」
最近の現状を話す。
「なるほど。だから工具を持っていらしたんですね。」
「あっ、はい。それでご褒美に今日はここに来たんです…。」
「ここがご褒美だなんて。嬉しいですね、安室さん。」
「ええ。そう言っていただけると、本当に嬉しいですね。」
この3人で過ごす穏やかな時間が、私はやっぱり大好きだと思った。
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幸せな気持ちでミルクティーをゆっくりと飲む。
早くまた依頼が来ないかなとスマホでサイトを確認するが依頼の通知は来ていない。
私の評価でも書かれ始めたら依頼も増えるかもしれないけど…。
ひと呼吸吐いてからスマホを伏せてミルクティーを飲んだ。
「……あの…。すいません。」
突然背後から声をかけられて振り向けば、おじさんが立っていた。
「えっと…?私ですか?」
「はい。急にすいません。その、先ほどその修理の話をされていたのが聞こえて…。修理の依頼って僕もお願いできないでしょうか?」
「はい、大丈夫ですよ。ありがとうございます。」
私はスケジュール帳を取り出し、訪問できる日程を確認する。
その後、お名前やご住所、修理するものなどを聞き取り、メモを書き込んでいった。
最後に直せない場合は依頼料の支払いはないことを説明し依頼を受けた。
「急だったのにお願いして申し訳なかったね。」
「全然ですよ!ご依頼ありがとうございます。」
私は最後に名刺を渡すと、おじさんは帰っていった。