第6章 ライバル出現
それからスタッフさんが呼びに来てスタジオに入った。
私はカメラの近くで見守る。
花蓮ちゃんと太智君は、横並びの席だった。
私の勘だと多分、花蓮ちゃんは、太智君が好きなんだと思う。
太智君の気持ちまでは分からないけど。
今は男女共、色々なアイドルグループが存在する。
沢山あり過ぎて全然分からないけど、あの花蓮ちゃんって何だか印象に残ってる。
私も初めて会った時にすぐに覚えた。
きっと太智君もそうなんだろうね。
でも、自分もアイドルなのに、あんなに積極的に行くんだ。
太智君の事が好き好きオーラが凄すぎ。
私も太智君が好きなんだけどマネージャーと言う立場上、我慢するしかないし罰当たりだもん。
やっぱりマネージャーの私とじゃ釣り合わない。
分かってる、そんな事くらい。
でも好きになっちゃったんだから仕方ないじゃん。
マネージャーになってから、ただの み!るきーずだった時に比べたら毎日、ドンドン太智君の事、好きになっていってるのが自分でも分かる。
その内、気持ちが溢れて爆発するんじゃないかとさえ思う。
あっ。
頬を触るとずっと我慢してた涙が勝手に出て来てた。
慌ててスタジオの外に出て誰も居ないところで一人泣いた。
涙が次から次へと出て来て止まってくれない。
これは私の気持ちが溢れ出して出た涙なんだと思う。
勇斗君「あれ?またちゃん?今日は良く会うね?(笑)って、えっ?どうした?」
泣いてる私を見て驚いてる勇斗君。
「あ、これは何でもないの。忘れて?ごめんね?」
涙を拭きながら勇斗君に泣いてるところを見られた恥ずかしさで逃げようとしたら勇斗君に腕を掴まれて逃げれなくなった。
勇斗君は、そのまま私の腕を引っ張り私を抱きしめた。
「えっ?・・・勇斗君?」
勇斗君「ちゃんが泣いてるのに忘れる事なんて出来ない。何があったか知らないけど、もっと俺を頼って。俺だって男なんだから。泣きたい時は俺の胸だって貸すから。落ち着くまで俺の胸を貸すからさ。」